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アガベ・ホリダの成長&栽培記録

アガベ・ホリダ

アガベにもさまざまな種類があり昔は厄介者扱いされていたようですが、その厳つくかっこよい佇まいからブームが起きていますね。価格も一時高騰していましたが、ここ最近は落ち着いてきたように感じます。

他の植物よりもお高めな価格と、お世話が大変そうなので筆者は遠慮していたのですが、先日たまたまホリダのベアルート株を購入しました。

ベアルート株とは、根が裸の状態の株(抜き苗)のことを言います。海外から輸入される際には検疫のため土をすべて落とさなければなりません。それに由来しているようですが、国内の抜き苗のこともベアルート株と呼ぶこともあるそうなので、ベアルート株すべてが輸入品だということではないそうです。

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2025/8/24 アガベ・ホリダのベアルート株を購入

今回ご縁のあったアガベ・ホリダはこちら。

アガベ・ホリダ

当初はアガベを購入するならブラックアンドブルーがいいなぁと思っていたのですが、ピンとくる子に出会えず、そのかわり目に飛び込んできたのがこのホリダくん。

自然味あるグリーンに乾いた張りのある葉の先には波打つ灰色の鋸歯(きょし)が。この鋸歯は成長過程でブラウンから徐々に灰色に変化していくそうで、、渋いです。葉には薄っすらウォーターマークがついています。

ウォーターマークとは、葉がまだ閉じている間についた、鋸歯のノコギリような跡のこと。また、ブルームとは、多肉植物やアガベなどの葉についている白く薄い粉のこと。日焼けと水分蒸発防止に役立っている。

ブルームについたウォーターマークが目立つアガベもカッコいいのですが、このホリダの、乾いた感じなのにパツっと張りがある葉に薄いウォーターマークが入っていることにキュンときまして。。

アガベ・ホリダ

ベアルート(抜き苗)なので根っこはこんな感じ。鋸歯を折らないように持つのが大変です。。刺さるともちろん痛いです。

アガベ・ホリダ、ベアルート株の根っこ
アガベ・ホリダ、ベアルート株の根っこ

2025/8/26 発根作業開始!まずはホリダを殺菌

後々の病害虫予防のためまずは殺菌風呂にドボンしました。ベアルート株は海外からの輸入品が多いためか、この作業をしている方をよくお見受けします。

殺菌中のアガベ・ホリダ
ベンレート風呂に入浴中のホリダ

今回はベンレートを使用しました。

▶こちらです。子袋に分けられ箱に入っているタイプもありました(購入後に気づいた…)。。そちらの方が使い勝手が良さそうなので、大袋を購入してしまった筆者はちょっと後悔しています。

ベンレート大袋

水温20℃前後の水2リットルに1.5グラムのベンレートを混ぜた希釈水にホリダを投入。説明書きの希釈よりもやや少なめにしました。強くて丈夫と言われているアガベでも、薬害に強いのかは定かではないので…。

また、ベンレートは農薬なので捨てるときはそのまま下水には流せません。新聞紙などに吸わせて燃えるゴミに出しますが、その手間を考えてホリダが浸かるくらいの量をつくりました。

希釈水をつくるときは外で実施することを強くおすすめします。ベンレートはかなり細かい粉ですので、室内だと粉が舞って危険。。お子さんやペットがいない場所で行いましょう。

ベンレートの希釈水に1時間ほど浸かってもらい、そのあとは水でよく流して1日乾燥です。

2025/8/27 乾燥を終えたホリダを水耕栽培で発根へ

我が家は水耕栽培にて発根作業をすすめることにしました。根が見たい一心で。笑

水耕で発根作業中のアガベ・ホリダ
ベンレート風呂でスッキリきれいになったホリダ氏

しかし!根の部分が窪んでいるので普通にコップの上に置いてもホリダの根が水に届かないのです。。

そこでコップに水を張り、某100円均一で購入した鉢底ネットをひっくり返してその中にティッシュを詰め、根が浸るようにしました。…水苔を使用するという手もあったのですがこの時は思い浮かばず、家にあるもので実施。

下葉を1周カットして届かせることも出来なくはなかったのですが、この時の筆者にはその勇気はありませんでした。笑

アガベ・ホリダの発根作業

▲水耕栽培開始から2日後、とっても小さな根が。

やったぁと思ったのも束の間、この後長らく成長っぷりを確認できず…。

2025/9/14 発根がすすまないホリダ…古い根をカット

水耕栽培開始から数日で小さな根を見せたホリダでしたが、その後はまったく新しい根を出さず・伸びずで2週間。いま思えば殺菌後に思い切って茶色の根をすべてカットするべきでした。。。カットした白い部分からの方が発根しやすいとのことで、なんとなくわかってはいたものの貧乏根性から出来ずにいたのです。

水にあたっている葉も黄色く変色してきている部分もあるし、それと一緒に根をまるっときれいにすることにしました。

で、カット後がこちら。

アガベ・ホリダ水耕栽培

殺菌したカッターとはさみで試行錯誤。鋸歯が気になってとてもカットしにくかったのですが、茶色の根っこはほとんどなくなりました。

アガベ・ホリダの発根作業

本体は元気!

引き続き同じ方法で様子を見守ります。

2025/9/25 やっと…まともに発根してくれました

アガベ・ホリダ水耕栽培で発根

キタキターーーーーーーーv(>▽<)v!

やっとこさ、まともな根っこが数本生えてきました!

2025/9/27 発根順調!根っこ、伸びる

アガベ・ホリダ水耕栽培で発根
アガベ・ホリダ発根作業

ベンレートで殺菌はしたものの、カビが怖かったので2日に1回は必ず水替えをしていました。根元もヌルヌルしていないし順調そうです。

2025/10/7 発根がすすみ、いよいよ土へ植替え

発根作業中のアガベ・ホリダ

本日はいよいよ発根がすすんだホリダを土に植替えようと思います。

背後に写っているのは変色した下葉。おそらく根を出すのに犠牲になってくれた子たちです、ありがとう!

水耕栽培で発根したホリダの根っこ
水耕栽培で発根したホリダの根っこ

ご覧のようにだいぶ伸びてくれました。そろそろ外も肌寒くなってきたので、まだ半袖でいられるうちに鉢植えに引っ越ししてもらいます。

土は花ごころさんの「さぼてん多肉植物の土」を使用します。

アガベ・ホリダ上から見た図
上から見たホリダくん

鉢の口から葉がとびだしてしまうため、隙間からもれなく土を投入。根を傷つけないようにそ~っとね。

アガベ・ホリダ
アガベ・ホリダ
アガベ・ホリダ

めでたく完了。最後に水をあげて、晴れている間は外で過ごしてもらいます。

発根までに我が家は1か月とちょっとを要し、短気な筆者はヤキモキさせられましたが品種によって違いがあると思います。しかし今回の発根作業はとても勉強になりました。。はじめてのベアルート株、とりあえず無事に鉢植えにできて安心しました。

引き続き成長過程を記録していきます。

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