
まるでスイカのような柄の葉を持つペペロミア・サンデルシー、別名スイカペペロミアです。茎は赤く、葉は肉厚、ご覧の通りつやのある丸い形をしている不思議な植物です。
ペペロミア・サンデルシーの生息地

愛称はスイカペペ。どのような場所で自生しているのか、原産地や自生環境について調べてみます。自生環境を知ることは彼らを元気に育てるための第1歩です。
ペペロミア・サンデルシーの原産地
原産地は西インド諸島、中央アメリカ、西アメリカ、ブラジルといった南米を中心とする熱帯・亜熱帯地方です。「ペペロミア」という属全体がこの地域に分布しています。
ペペロミア・サンデルシーの自生環境
熱帯・亜熱帯地方の原産ですが、直射日光を避けた日陰に自生しているようです。ペペロミア・サンデルシーは葉や茎に水を溜め込む性質がありますが多肉植物ではなく観葉植物の部類です。
ペペロミア・サンデルシーの育て方
| 科・属 | コショウ科 サダソウ属(ペペロミア属) | ||
| 水やり | 春~夏は生育期、土が乾いたらたっぷりと。秋~冬は土が乾いた2~3日後に与えます。冬は生育が鈍化するのでやや乾燥気味でOK。空気の乾燥で葉が丸まることがあるので葉水をしてキュートな姿を保ってあげましょう。 | ||
| 害虫対策 | 生育環境によってハダニやカイガラムシなどの被害に遭うことがあります。大量発生すると厄介な害虫たちは見つけたら即退治。柔らかい布などできれいに拭き取り、ベニカXファインスプレーやオルトランなどの殺虫剤使用が有効です。 | ||
| 肥料・植替え | 多くの肥料は必要としない植物ですが、植付け・植替え時に緩効性肥料を少量混ぜ込んであげると調子よく生育します。肥料の与えすぎは根を痛める原因にもなるため注意。元気がないときは根詰まりや根腐れが起きている可能性もあるので、よく観察してみてください。また茂りすぎの葉は風通しを悪くしますので剪定を。根元に近い茎部分をカットすることで見た目が良くなります。きれいな葉は剪定後、水差しや葉挿しで増やすことも可能です。剪定時期は5~10月頃がスムーズな育成につながります。 | ||
| 備考 | 年間を通して日当たりが良い場所が◎ですが、直射日光はせっかくの可愛らしい葉が焼けてしまうので、外管理の場合は明るい日陰を選んであげましょう。南米出身ということもあり寒さが苦手。冬は必ず室内で育ててあげましょう。スイカペペが好む温度は15℃以上です。 | ||
ペペロミア・サンデルシーの花言葉と風水
ペペロミア・サンデルシーの花言葉は「可愛らしい」「つややか」「片思い」。スイカペペ特有の花言葉ではなく、ペペロミア属全体の花言葉ですが上記があてはめられています。
ペペロミア・サンデルシーの風水は、丸い葉を持つことから穏やかな環境をつくる手助けと癒しを提供してくれることが効果として挙げられます。大きな品種ではないので、整頓した部屋に飾ってその恩恵を受けられはいかがでしょうか。
まとめ

ペペロミア・サンデルシーはペペロミア属の中でも一風変わった雰囲気のある植物です。生育期にはどんどん葉を茂らせ旺盛ですが、横に大きく広がったり背が高くなったりする品種ではないので、インテリアグリーンとしてもおすすめ。
赤・緑・白の配色は「スイカペペ」の愛称通りで、見ると思わずクスっと笑ってしまう可愛い植物ですよ。




